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治療期 |
年齢 |
治療内容 |
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第1期 |
口唇形成手術前 |
出生直後から |
父母教室、Hotzレジン床 |
第2期 |
口唇形成手術 |
4~6ヶ月 |
一次口唇裂手術前 |
第3期 |
軟口蓋形手術前 |
Hotzレジン床 |
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第4期 |
軟口蓋形手術 |
1.5歳 |
口蓋後方移動術または |
第5期 |
硬口蓋形成術前 |
4.5~5歳 |
言語訓練、小児歯科 |
第6期 |
硬口蓋形成術 |
口蓋形成術の硬口蓋形成術 |
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第7期 |
硬口蓋形成術後 |
口唇裂・口蓋裂の二次手術 |
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第8期 |
顎発育終了後 |
17歳以降 |
口唇裂・口蓋裂の二次手術 |
上記、治療体系のうち第1期から第7期の言語治療までが小学校就学前に終了していなければなりません。
特に、乳幼児期の手術や幼児期の体力のない時にとても大変な試練です。
言語治療も友達とのコミュニケーションをとるために重要で治療を受けた経験があるかないか毅然とした結果として現われます。
口蓋裂言語として、声が鼻にかかる開放性鼻声、子音の発音操作の未獲得、子音の弱音化、鼻音化、代償構音があります。
身近な周囲の人間には理解できても第3者には理解されません。
第7期は7歳から16歳くらいまで歯列矯正を実施します。
この時期に、最近では顎裂部へ骨移植をすることが多くなってきました。顎裂部に上顎の前歯を誘導するためと歯列を拡大するため
裂部も大きくなってしまうため閉鎖術を同時に実施するためです。
移植する骨は下顎骨、腸骨、脛骨などです。また、上下顎のバランスに問題がある場合は顎矯正術による骨切りも実施します。
最終段階では補綴処置後、口唇鼻翼再形成術を実施します。
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哺乳は口唇口蓋裂患者が最初に直面する問題です。口と鼻との遮断が上手くできないために、
おっぱいやミルクを吸う力が弱く時間がかかったり、哺乳量が少ない場合があります。
哺乳は成長のために必要な栄養をとること以外にも呼吸、発音や筋肉の動きなど口腔機能の発達を促すという重要な目的があります。 |
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上顎の歯が生える部分で骨のないところ(顎裂)に骨を移植することにより (1)顎裂に隣接する歯を移動できるようになる などの利点があります。 |
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